低価格帯ながら近年のトレンドである高リフレッシュレートや大容量バッテリー、デュアルカメラを備えたMotorolaの最新ミッドレンジモデルが「moto g24」です。2024年2月6日に世界市場でリリースされ、海外では約100~150ドル、日本円換算でも2万円前後という手頃な価格設定が魅力。今回は実機を使った印象を交えつつ、moto g24の基本スペックから使い勝手まで詳しくレビューします。
moto g24
moto g24は、低価格帯スマホながら上質な質感とシンプルな外観が印象的です。背面はマットな仕上げで指紋が目立ちにくく、手触りも滑らか。カメラ周りのデザインもスタイリッシュで、価格を聞いて驚く人も多いはず。カラー展開も落ち着いたトーンが中心で、年代や性別を問わず使いやすいのもポイントです。重量は約181gとやや軽量で、片手でも持ちやすいサイズ感。IP52の防滴・防塵性能も備えており、日常のちょっとした水濡れ程度なら問題ありません。
エントリーモデルの常識を超える
プラットフォームは最新のAndroid 14。SoCには12nmプロセスのMediaTek Helio G85を搭載し、8GBのRAMと組み合わせることで、日常的な使用(SNS・YouTube・ネット検索)ではサクサクとした操作感を実現しています。したがって、ゲームや重たいアプリには向かないものの、軽めの2Dゲームや動画再生、LINEのやりとり程度であれば十分こなせます。
また、**Android 14(Go Editionではないフルバージョン)**が搭載されているのも嬉しい点。操作性はシンプルでクセがなく、余計なアプリがほとんど入っていない素のAndroidが魅力です。一方、RAMは8GB、ストレージは128GB。microSDXCスロット搭載で最大1TBまで拡張(eMMC 5.1)でき、写真や動画、アプリを余裕をもって保存できます。
エンタメ用途にも十分対応
moto g24の画面は6.6インチのHD+(1,612×720)液晶で、リフレッシュレートは最大90Hzに対応。スクロールがなめらかで、SNSのタイムラインやニュースの読み込みも快適です。解像度はフルHDに劣りますが、日常使いには十分な視認性を確保しています。加えて、ステレオスピーカー+Dolby Atmos対応というのが地味にすごい。価格帯からは想像できない迫力ある音質で、動画視聴や音楽再生の満足度が高く、イヤホンなしでも十分楽しめます。
シンプルだけど意外とキレイ
背面カメラは5000万画素のメインレンズ+マクロレンズの構成で、明るい場所ではしっかりとしたディテールを捉えてくれます。AIによる自動補正で色味も自然。暗所や夜景にはやや弱さがありますが、SNS用や記録用としては十分な性能です。一方、インカメラも800万画素で、ビデオ通話や自撮りには不自由しません。顔認証にも対応しており、ロック解除もスムーズです。
長時間駆動と嬉しい装備
moto g24には5,000mAhの大容量バッテリーが搭載されており、1日半〜2日は持つ安心の電池持ち。充電も15Wの急速充電に対応しており、短時間の充電でもある程度の使用時間が確保できます。さらに、3.5mmイヤホンジャック、指紋認証センサー、microSDカード対応、デュアルSIMスロットなど、必要な機能は一通り揃っています。特にmicroSDでストレージを拡張できるのは、64GBストレージの補完に役立ちます。
moto g24 – まとめ
このように「moto g24」は、低価格ながら実用性に優れたスマートフォンです。高級感あるデザイン、素直な操作性、そして高い基本性能。初めてのスマホやセカンド機を探しているビジネスユーザー、動画や音楽をよく使うライトユーザーにとって、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。moto g24は、エントリーモデルの可能性を広げるスマホとして、ぜひチェックしておきたい一台です。

moto g24 基本スペック
CPU | MediaTek Helio G85 |
内蔵メモリ | 8GB(RAM)+ 128GB(ROM) |
ディスプレイ | 約6.6インチ / 1,612×720 |
メインカメラ有効画素数 | 約5000万画素/約800万画素 |
本体重量 / バッテリー容量 | 約181g / 5,000mAh |
SIMカードスロット | SIM1(nanoSIM)+SIM2(nanoSIM) |