Googleが展開するPixelシリーズの中でも、コストパフォーマンスに優れた「a」シリーズ。その最新モデルである「Google Pixel 7a」は、前モデル(Pixel 6a)からさらに進化し、手頃な価格帯ながらもフラッグシップ機に迫る性能を実現しています。

本記事では、実際に使って感じた魅力や気になる点をレビューしていきます。

Google Pixel 7a

Pixel 7aのデザインは、上位モデルのPixel 7に近づけられており、アルミニウムフレームとマット仕上げの背面パネルが特徴。手に取るとしっかりとした重みと高級感があり、「廉価モデル」とは思えない完成度です。カラーバリエーションも豊富で、「シー」「スノー」「チャコール」「コーラル」など個性を出しやすいラインナップが揃っています。

加えて、6.1インチのOLEDディスプレイはFHD+解像度(2400×1080)で、鮮明で発色も良好。しかも、Pixel 6aにはなかった90Hzのリフレッシュレートに対応したことで、スクロールやアニメーションの表示がより滑らかになりました。YouTubeやSNSの閲覧もストレスなく楽しめます。

Pixel 7a – Tensor G2

SoC(プロセッサ)はGoogleの独自設計「Tensor G2」。これはPixel 7やPixel 7 Proと同じチップであり、ミドルレンジとは思えない処理性能を発揮します。アプリの起動、ゲームのプレイ、画像編集なども快適にこなせます。また、RAMは8GB、ストレージは128GBで、日常利用で困る場面はほとんどないでしょう。OSはもちろん最新のAndroid(出荷時はAndroid 13)で、**長期のアップデート保証(最低3年のOSアップデート+5年のセキュリティアップデート)**も安心材料です。

カメラ性能とバッテリー性能

Pixelシリーズといえばカメラ性能。Pixel 7aは6,400万画素の広角カメラ+1,300万画素の超広角カメラという構成。ハードウェア的な進化に加え、Google独自の画像処理チップ「Tensor G2」によるAI補正が加わり、誰でもワンタップで「それっぽい」写真が撮れるのが魅力です。加えて、暗所でもノイズが抑えられ、ポートレートモードの背景ぼかしも自然。さらに、撮影後に「消しゴムマジック」で不要な背景の人物を消せるなど、**撮るだけでなく“編集も楽しい”**のがPixelカメラの強みです。

一方、Pixel 7aのバッテリーは4,385mAh。Tensor G2とAndroidの最適化により、省電力性能も高く、一般的な使い方で1日半程度のバッテリー持ちが期待できます。さらに、Pixel aシリーズとしては初のワイヤレス充電対応もうれしいポイント。ただし、有線充電が最大18Wとやや控えめで、充電時間は1時間以上かかる点は注意が必要です。

Pixel 7a – まとめ

このように「Pixel 7a」は、上位モデルに迫る機能を多数搭載した、非常に完成度の高いスマートフォンです。特にカメラ性能の高さ、滑らかに動作するディスプレイ、そしてGoogle独自のAI技術を活かしたソフトウェアの使い勝手の良さは、他の同クラスのスマートフォンと比べても際立っています。

写真を手軽に美しく撮影したい人、SNSや動画をストレスなく楽しみたい人、あるいは長く使える安心感を求める人まで、幅広いニーズに応えられる1台です。しかも操作性がシンプルで直感的なため、スマートフォン初心者でも扱いやすく、それでいてカスタマイズ性も高いため上級者にも満足感を与えてくれます。

Google Pixel 7a

Google Pixel 7a 基本スペック

CPUGoogle Tensor G2
内蔵メモリ8GB(RAM)+ 128GB(ROM)
ディスプレイ約6.1インチ / 2,400×1,080(FHD+)
メインカメラ有効画素数約1,300万画素 / 約6,400万画素 / 約1,300万画素
本体重量 / バッテリー容量約193.5g / 4,385mAh
SIMカードスロットnanoSIM / eSIM

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