iPhone SE(第3世代)は、ホームボタンとTouch IDを継承するコンパクトモデルとして根強い人気を誇ります。エントリーモデルながら、最新のA15 Bionicチップを搭載し、iPhone 13シリーズと同等の高速処理性能を実現。サイズ感や価格帯を重視しつつも、長く使いたい人に向けたバランスの良さが魅力です。そして、ホームボタンとTouch IDを継承するコンパクトモデルとして根強い人気を誇ります。本記事では、デザインや性能、カメラ、バッテリー、通信機能まで、実機レビューをもとに詳しく見ていきましょう。
Apple iPhone SE(第3世代)
iPhone SE(第3世代)のデザインは、iPhone 8をベースにしたホームボタン付きのコンパクトスタイル。画面サイズは4.7インチで、手の小さい人や片手操作を重視するユーザーにとって非常に扱いやすいサイズ感です。前面・背面ともにガラス素材で覆われ、側面はアルミフレーム。Touch ID(指紋認証)に対応したホームボタンは、マスク着用時のロック解除にも便利。現代のスマートフォンでは貴重な「物理ボタン操作の安心感」を求めるユーザーに根強い人気があります。
パフォーマンス ― A15 Bionic搭載
iPhone SE(第3世代)の最大の強みは、iPhone 13シリーズと同じA15 Bionicチップを搭載している点です。アプリの起動、カメラの処理、ゲームのプレイなど、どれをとっても驚くほどスムーズ。一般的な用途ではもちろん、動画編集や重たいゲームアプリも快適にこなせます。エントリーモデルの価格帯ながら、長期間使える性能を持っているため、3年以上の利用を前提にしても安心できる点が大きな魅力です。
iPhone SE(第3世代)単眼カメラ
背面には1,200万画素の広角カメラを搭載。iPhoneらしいナチュラルな色味と美しいボケ感が特徴で、特に人物撮影においてはAI処理による「ポートレートモード」が威力を発揮します。一方、シングルレンズではあるものの、A15チップの力によってスマートHDR 4やDeep Fusionといった高度な画像処理が可能。暗所でも自然な描写ができ、日常の写真を気軽に美しく残せます。動画撮影は最大4K/60fpsに対応しており、映像にもこだわりたいユーザーに嬉しい仕様です。
5G対応と効率的な電池管理
前モデル(第2世代)に比べて、バッテリー持ちは若干改善されています。ヘビーユースでは1日持たないこともありますが、通常使用であれば1日〜1.5日程度は安心して使えます。また、5G通信に対応しており、エリアによってはより高速なデータ通信が可能です。ただしミリ波には非対応のため、超高速通信エリアでは他の上位モデルに劣る場合もあります。とはいえ、動画視聴やSNS、ウェブ閲覧には全く問題のない速度です。
長期アップデートとエコシステム
iPhone SE(第3世代)は、Apple製品らしく長期にわたるiOSアップデートの対象となります。セキュリティ面でも安心でき、常に最新の機能を使えることはAndroidにはない大きなメリット。また、iCloud、AirDrop、Apple Watch、AirPodsなどとの連携もスムーズで、Appleエコシステムに簡単に入れる“入り口”として最適な1台です。
iPhone SE(第3世代)― コンパクトの完成形
このように「iPhone SE(第3世代)」は、iPhoneの頭脳を、クラシックなボディに詰め込んだ一台です。Touch ID・小型サイズ・ハイスペック・長期サポートという点で、他のiPhoneにはない独自の価値を提供しています。初めてのiPhoneを検討している、小さめのスマホが欲しい、ホームボタンがないと不安、予算は抑えたいけど、性能には妥協したくない…。そんな人にこそ、このモデルはぴったりです。
一方、機能やデザインに最新トレンドを求めるならフラッグシップモデルが向きますが、日常使いの汎用性を重視するなら、このSEがいまだに「買いの一台」と言えるでしょう。

iPhone SE(第3世代)基本スペック
CPU | A15 Bionicチップ |
内蔵メモリ | 64GB / 128GB / 256GB |
ディスプレイ | Retina HDディスプレイ / 4.7インチ / 1,334×750 |
メインカメラ有効画素数 | 12MPメインカメラ |
バッテリー | 最大15時間のビデオ再生 |
SIMカードスロット | デュアルSIM(nano-SIMとeSIM) |