Xiaomiから最新フラッグシップモデル「Xiaomi 15」が登場しました。前作のXiaomi 14シリーズでも高評価を得ていた同社ですが、今回の「15」ではさらに洗練されたデザイン、圧倒的なカメラ性能、AIを活用したUI体験が注目を集めています。本記事では、実際にXiaomi 15を使って感じた魅力と、惜しいポイントも含めて、正直にレビューしていきます。
Xiaomi 15
まず手に取って感じたのは、そのコンパクトさ。近年のスマートフォンは大型化が進み、「片手操作」は死語になりつつありましたが、Xiaomi 15はディスプレイサイズ6.36インチという絶妙なサイズを採用。重さも約188gと軽量で、手に自然になじみます。デザインはフラットなエッジと背面ガラスの組み合わせが高級感を演出。ベゼルも極限まで削ぎ落とされ、フロントはまさに“画面そのもの”。指紋センサーは超音波式で、速度・精度ともに優秀でした。
Snapdragon 8 Gen 4搭載で超快適
心臓部には最新の「Snapdragon 8 Gen 4」を搭載。これがとにかく速い。アプリの起動、ゲームのロード、カメラの切り替えなど、どんな操作も一瞬です。特にAI処理性能が向上しており、写真補正、翻訳、音声認識などの場面で実力を発揮します。メモリは12GBに加えて、ストレージは256GBからの展開。重いゲームも編集アプリもサクサク動き、日常利用で不満を感じる場面はまずありませんでした。
カメラはライカと共に進化
Xiaomiといえば、カメラ性能の高さも特筆すべき点。Xiaomi 15では、ライカ監修のトリプルレンズカメラが搭載されています。50MPの広角・望遠・超広角の構成で、特にズーム時の精細さは驚異的。光学3.2倍+AI補正によって、離れた被写体も美しく切り取れます。また、夜景撮影モードの進化も大きく、暗所でのノイズが少なくなり、色の再現性が向上しました。ライカの「Authentic」「Vibrant」の色調モードも健在で、自分好みの雰囲気を簡単に演出できます。

バッテリー持ちは?発熱は?
バッテリーは4,800mAhと標準的ながら、省電力設計が効いており、1日は余裕で持ちます。急速充電も優秀で、最大90W対応(有線)により、約30分で満充電が可能。さらに50Wのワイヤレス充電にも対応しているのが嬉しいところです。一方、発熱については、負荷のかかるゲームや動画編集では多少温かくなるものの、不快なレベルではありませんでした。
Xiaomi 15 – まとめ
あえて気になる点を挙げるとすれば、価格帯です。国内版はおそらく12万円前後と予想されており、コストパフォーマンス重視でXiaomiを選ぶ層には少しハードルが上がった印象。また、防水性能がIP68ではなくIP65相当である点も、人によってはネックになるかもしれません。
このように「Xiaomi 15」は、サイズ感・性能・カメラ・バッテリーのバランスが絶妙な一台です。とにかく「全部盛りだけど、ちゃんと手になじむ」という、近年珍しいスマートフォンに仕上がっています。特に「大型スマホに疲れた」「片手で使いたい」「だけど性能も妥協したくない」…そんな方にはベストチョイスになることでしょう。

Xiaomi 15 基本スペック
CPU | Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform |
内蔵メモリ | 12GB(RAM)+ 128GB / 256GB(ROM) |
ディスプレイ | 約6.36インチ / 2,670×1,200 |
メインカメラ有効画素数 | 約5000万画素/約5000万画素/約5000万画素 |
バッテリー容量 | 5,240mAh |